僅かな品質トラブルが重大な事態を引き起こす車載分野においては、常に細心の配慮が求められます。
徹底した日常点検はもとより、定期メンテナンスによる予防保全体制の構築、
X-R管理図を利用した工程能力の確認、各種検査工程からのフィードバックによる工程プロセスへの検証を実施しています。
また各電子デバイスのトレーサビリティーを徹底する事で、どの電子部品がどの製造ロットとリンクするか即時に区分出来る管理体制を構築しています。
安定した長期の稼働を要する産業機器においては、利用環境に即した設計思想が求められます。
設置環境に配慮した電源周辺の安全設計や電子デバイスの経年変化を考慮した設計余裕への配慮、
将来的な複数機種への対応を視野にいれたハードウェアやファームウェアの設計コンセプト等が挙げられます。
また、長期にわたる供給責任やスペアパーツの確保、修理・解析対応が求められます。
地域に根差した杉原エス・イー・アイにおいては担当するスタッフの変動が限定され、
電子デバイスメーカーや各サプライヤとの信頼関係を構築しており、万全を期した体制を構築しております。
創業以来、通信キャリア仕様に基づく通信機器を主としたモノづくりを行ってきました。
長期にわたる信頼性の確保が求められるインフラ設備としての電子制御基板を製造する過程で、
様々なノウハウが蓄積されその技術を継承することで高度な品質保証水準を実現しています。
通信機器の分野においては、通信速度や通話品質の向上のため最新の電子デバイスを採用するケースが多く、
その実装技術において常に業界に先駆けた技術開発や解析技術を培っています。